ひつじろぐ。

ゲーム、ガジェット中心のデジモノ日記。

読書記録 8月1日(水)

数年読書から離れていましたが、1冊読んだらもう1冊と、読書欲が沸いてくるので不思議です。最近、本を2冊読みました。家には置き場がないのでKindle版です。お金持ちになったら家に図書室を作ります。

伊藤計劃 ハーモニー】

きっかけはTwitterで「アニメ映画版をみるまえに、絶対原作を読んで」(うろ覚えです)というpostをみかけて、アニメ映画版のムービーを見たところ沢城みゆきさんの声。
2015年のあの時映画を観なかった自分は偉かった……これは、原作を読んで最大限に楽しもう!という気分になり、早速読み始めました。ネタバレは薄目で書きます。

読後の感想として、まず「世界が本当にきれいになった……」という気持ちになり、管理社会の最終形態たどり着くとしたらここになるのかな……そして戦闘シーンや臨場感ある場面が多いので、アニメ映画版観なくちゃ……となりました。Amazonのprimevideoにはなかったので、dアニメストア、入ります。次のお休みの日に。

比較的新しい管理社会アニメPSYCHO-PASSで言えば、シビュラが人間観察に飽きて、朱ちゃんを始末して、日本統治を考えた場合は……この結末にたどり着くかもしれない。
その場合は、日本を越えて世界にシビュラを広めた上で、誰にも邪魔されないよう一斉に事を起こすことになりそうですが、日本の外に持って行くのは難しそうですよね。映画版でも輸出に失敗してましたし。

攻殻機動隊の世界はセキュリティがガバガバで、絶対電脳化なんてしたくないし、私たちが生きているうちは「街中監視カメラ社会」くらいが関の山でしょうか。


先崎学 うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間】

将棋は小学生くらいの時に触ったのが最後かもしれない。話題になっている対局はミーハー心でみたり、駒の動かし方はわかりますが、定跡や戦法も漫画やアニメで記憶に残っていることが少しわかるだけで、ハム将棋も何枚か落としてもらわないと勝てません。
先崎九段も、3月のライオン単行本内のコラムでお見かけした程度のため、感想を書くのもはばかられるところ……。

うつは心の病気ではなく頭の病気。小学生の時に解けた七手詰めが解けなくなり、また将棋によって正常を取り戻していく体験談でした。

"今回もうつ病を、ひたすら将棋を指すことで切り抜けた。"

先崎九段だから、それが将棋であったんだろうと思いました。
例えばピアニストだったらピアノであるかもしれないし、スポーツ選手ならそのスポーツや、はたまた筋トレであるのかもしれない。
うつ病には筋トレ」と、多くの人が口を揃えるのには少し違和感があったのですが、今回の本を読んで「うつ病には将棋がいいらしい」と言い出す人がいたら、すこし怖いですね。
※本書でもお医者さんからの指導である「規則正しい生活」と「散歩」は、回復に必要なことではありそうです。
先崎九段、他の将棋エッセイも読んでみたいですね。


と、いうわけで2冊、方向性も関連性もないものを続けざまに読みましたが、そういえばブログを再開する前に読んだ本がありました……せっかくなので読み返して、感想を書こうか……はたまた新しい本を見つけるか、悩みどころです。
最近、お昼休みが余ることが多いので、重いけどタブレット持って行こうかな……。

それでは、今日はこの辺りで(*´◡`*)